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旧暦1月4日 ヒヌカンウンケー(ひぬかんうんけー・火の神のお迎え)

2024年2月13日、旧暦1月4日は旧暦12月24日のうがんぶとぅち(ウガンブトゥチ御願解き)に昇天したヒヌカンをお迎えするヒヌカンウンケー(ひぬかんうんけー・火の神のお迎え)です。
基本的な考え方、やり方はうがんぶとぅち(ウガンブトゥチ御願解きと一緒ですが少しだけ違う部分がありますので、そこに注意して進めてください。
時間帯は午前中がいいです。旧暦12月24日に昇天した神様をお迎えするので「待ちきれない」を表現するには早い時間帯で行います。

線香は12本+3本を3組。3本を7組用意します。

ヒヌカンの周囲を掃除して、お米、お水、塩、米、チャーギのお水をかえてから、うちゃぬくとビンシーを準備します。

うちゃぬく・・・3段重ねの3組のお餅です。拝みごとをするときに使います。

ビンシー・・・洗った米、そのままのお米、お酒、お水、塩などを入れて拝む際に使います。なければ仮ビンシーといって、お皿やコップにそれらを入れて準備します。10円が3枚入れてあるのは、もし不足しているものがあったときのために補ってね、という意味で入れてあります。

ヒヌカンの前にお供えします。

12本+3本の線香を1組ずつ火をつけて、香炉の奥のほうに3組たてます。
その際に、旧暦、新暦、自宅の住所、夫の父の名前、干支、夫の母の名前、干支、長男などの続柄、夫の名前、干支、自分の父の名前、干支、母の名前、干支、続柄、自分の名前、干支を伝えます。
今日がヒヌカンウンケーであること、これから1年、よろしくお願いしますというご挨拶をします。
これから7つの橋をかけていきますので、それを渡っていらっしゃってくださいということで3本の7組を1組ずつたてていきます。1センチくらい燃えたら次の3本を、という感じで時間差で立てていきます。
うがんぶとぅちに左側から立てた方は右側から立てます。うがんぶとぅちに右側から立てた方は左側から立てます。
私の場合は、うがんぶとぅちは左から、ヒヌカンウンケーは右から、としています。
線香を立てる際に1組ごとに、1つのお願いごとを伝えていきます。
一番遅い線香が半分くらい燃えた頃に、ビンシーのお酒、お水、塩、米をそれぞれかみてから、ヒヌカンのそれぞれの器に少しずつ足します。
お米はビンシーの3箇所から少しずつとってください。

勉強不足でできていなかったこともあると思いますが、不足分はこちらに届けないでください、というお願いもしておくといいですね。

気持ちを落ち着けて1つ1つ感謝をして行えば大丈夫です!

動画でも説明していますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

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