位牌継承の事例1

これまで、位牌継承のルールとタブーを紹介してきました。
今回はその応用編です。
実際の事例を使って、誰がどの仏壇を持つのかをおさらいしましょう。

まずはルールとタブーを復習です。

位牌(仏壇)継承のルールはこちらをクリック
位牌(仏壇)継承のタブー1 チャッチウシクミはこちらをクリック
位牌(仏壇)継承のタブー2 チョーデーカサバイはこちらをクリック
位牌(仏壇)継承のタブー3 イナググヮンスはこちらをクリック
位牌(仏壇)継承のタブー4 タケイマジクイはこちらをクリック

上の図の家は、三男さんを一番上のタチクチとしています。
①の仏壇はスムーズにそれぞれの長男さんが持ちます。
②の仏壇は、二男さん、その長男が持ちますが、長男は独身で亡くなったのでその下を持つ人がいません。
③の仏壇は、三男さんが独身で亡くなったのでその下を持つ人がいないので、順番を考え、長男の二男が養子として仏壇を持ちます。が、その長男の二男も独身のままですのでその下を持つ人がいません。
④の仏壇は、長男、二男がいますが、長男さんは父が違う、つまり種が違うので、その長男と二男、つまり茶色で色付けしてあるところは、この家族の位牌継承には関係がなくなります。よって、二男ですが、本来の長男さんが持ち、その長男が継ぎます。
⑤の仏壇は二男の二男ですが、ここも子供がいないので、その下を持つ人がいません。
持つ人がいない仏壇②③⑤の今持っている人が亡くなったら、この中で一番大きい仏壇を持つ、①を持つ人が、②③⑤を預かり仏壇として持つことになります。

これは、上記のルールとタブーをすべて避けて考えた順番です。
「こんなの無理だよ」と言う声が聞こえてきそうですが、この家族は、これに沿って、少しずつ準備を進めています。
これからもいくつかの事例を出して、理解を深めていきましょう。

おすすめの記事