よく、スーパーやホームセンターに「チャーギ」が売っているのを見たことがあると思いますが、あれ、沖縄の方ならなぜ売ってるかたいていわかると思います。
チャーギとは方言ですが、他にもチャンギ、という地域もあるようです。
日本名はイマヌキというマキ科の植物です。
ヒヌカンや仏壇の花いけにお供えする植物として有名ですよね。
あとは、仏壇もチャーギでできたものは非常に高級ですし、建築用材としても非常に価値の高いものとなっています。
このチャーギはちょうど、明日が旧暦4月15日なので、仏壇とヒヌカンにお供えするために準備しました。
たいてい3本セットで200円前後の金額ですが、時々、4本や5本のものがあります。
基本的にはヒヌカンは3本、仏壇には3本の2組が必要なので9本が必要です。
4本と5本を買えば9本になりますが、組み合わせを探すのがけっこう大変なので、できれば3本セットで売って欲しい・・・と個人的に思っています。
さて、ヒヌカンや仏壇にはなぜチャーギがいいのか。
ヒヌカンにお供えする植物は、生命力が強い、枝のある常緑樹、チャーギやクロトンが適しています。
枝がしっかりしていて、枝葉がわかれることで子孫繁栄の意味も持ちます。
仏壇へはお花を飾る方もいらっしゃいますが、枯れやすいことを考えると、チャーギの方をお勧めしています。
また、ヒヌカンへは花を飾るのはNGです。
一家の主に花がつく、つまり浮気をすると言われていますので要注意です。
また、造花だとかえる必要がないから・・・という方もいますが、これもNGです。
悪い気を吸ってくれる役割もあるので、増加だとその力がありません。
あとは、根が出てきたので長く使えるよ、という方もいますが、基本的には旧暦1日15日にはかえてしまうので、根が出るまでそのままなのはあまり好ましくありません。
「もったいないから」「根が出たので長く使える」ということで同じチャーギをずっと使っている方がいますが、旧暦1日15日には新しいものにかえるのが基本です。
また、根が出たので育つはず、と一度ヒヌカンや仏壇にお供えしたチャーギを庭や植木に植えたという方もいらっしゃいますが、これもNGです。
一度お供えしたものを再度お供えすることになるからです。
・・・といってもチャーギは非常に生育が遅く、木になるまでには非常に時間がかかりますので、自宅で小さい苗から育てるのはあまり現実的ではありません。
私もチャーギの木が欲しくて探したことがありますが、毎月2回、9本ずつ切る速度と育つ速度が合わないということがわかって断念しました・・・。
ちょっと話がそれましたが、スーパーに入ったらぜひ、チャーギをチェックしてみてください。
チャーギ(イヌマキ)の他にもクロトンやフチマンギ・フチマ(マサキ)を使っている家もありますが、販売されているものはチャーギのみで、クロトンやフチマの場合は自宅に植えてあるもののことがほとんどです。
また、チャーギの横に「サカキ」が売っている場合がありますが、あれは神棚用なのでお間違えなく。
動画でも解説してみましたので、ぜひこちらもあわせてチェックしてみてください。