冷凍庫のお餅問題

沖縄の仏壇事やヒヌカン、行事事ではお餅を使うことが多くあります。
もともとは白餅だったものが、最近ではあんこ入り、よもぎ餅や紅芋餅などいろいろなお餅が出てきていますね。

そこでよく相談を受けるのが、お餅の数が多すぎて、冷凍庫にカチカチになったお餅がたくさん残っていて食べきれずに困っている、という話を「冷凍庫のお餅問題」としてお話ししてみようと思います。

みなさんの冷凍庫にお餅、何個入っていますか?
我が家は数えてみると、20個ほどありました。そこそこ入っていますね・・・。
先日の清明祭のものは、黄金色のきなこがまぶされたお餅ですが、その前の旧正月に使ったウチャヌクのお餅もまだもう少し残っています。

我が家では、フライパンで焼いて、醤油をつけていただくことがほとんどなのですが、白餅でも砂糖がたくさん入っているものは温めると形が崩れて、あまり風味もなく美味しくないことがほとんどです。

今年80歳になる叔母が

昔のお餅は美味しかった。
今は砂糖や餅米以外のものが入っていて、焼いても何をしても美味しく食べられない。

と嘆いていたのを思い出しました。
小さめのフライパンに、くっつかないアルミホイルを敷いて、じっくり弱火で火をいれていくとしっかり焼き目もついて、中まで火が通る調理方法が好きなのですが、昔はこの餅をカットして、油で上げてカリカリにして食べたという家庭もあるようです。
今のお餅では到底考えられない調理方法です。今のお餅を油であげると、油の中でゆるくなってぐちゃぐちゃになってしまうと思います。

そんな冷凍庫のお餅問題の解決方法はいくつかありますが、我が家では重箱を作るときはなるべくお餅ではなく、俵型のお米を握ったものにしています。
もともとの意味を考えるとお餅=お米、なのでご飯でもその意味を十分果たしているものと考えています。

どうしてもウチャヌクが必要なときはお餅がストックされますが、時々焼いて、食べるしか解決方法はないかなぁと思います。
あとは、やはり周囲の親戚に少しずつ持って帰ってもらうしかないかなぁと思います。

私もいろいろお餅のレシピを聞いたりしましたが、お味噌汁にいれたり・・・なども今の砂糖が入っていたりするお餅では使えないので、お餅を買うときから、ちょっと気を付けるといいと思います。
・・・しかし、「砂糖なし」というお餅を買っても、だらっとゆるくなってしまうお餅が続出しているので、今度、お餅やさんにいろいろ聞いてみようかなぁと思っています。

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