沖縄では「屋敷のうがん」がとても大切だとよく聞きます。
そもそも屋敷のうがんとは、いつ、どのようにしてやればいいのでしょうか?
地域や家庭によっても若干の違いはありますが、ここでは「基本」と言われるものをご紹介します。

まず、土地は神様から借りているものです。
住まわせていただいているお礼と、悪いものが入ってこないように、四隅で結界をはるという考え方が屋敷うがんの基本となります。

旧暦の2月、8月、12月の年に3度、屋敷うがんをしますが、それぞれに意味があります。

旧暦2月・・・旧暦2月2日〜10日までの都合のいい日に行います。1年の上半期の1月〜7月までの拝みになります。

旧暦8月・・・旧暦8月2日〜10日までの都合のいい日に行います。1年の下半期の8月〜12月までの拝みになります。

旧暦12月・・・旧暦12月24日までの都合のいい日に行います。1年の感謝を伝え、その1年で拝んできたことへのお礼とお願いを下げるという拝みになります。

上記のことから2月、8月は立ちうがん、12月は下げうがんとなります。

屋敷うがんのパターンとしては以下の2つが考えられると思います。
(1) 一戸建て
(2) アパート、マンション
やり方や考え方は基本的には一緒です。また、昔はアパートやマンションの場合は屋敷うがんをしないことも多くありましたが、気持ちよく住む、道理を通すために最近では屋敷うがんをするようになった家庭も多くあります。
ただし、アパートやマンションの土地は家主さんのものなので、屋敷うがんをする際にはご自身の家の四隅でやることをお勧めしています。

【準備するもの】
・ビンシー(または仮ビンシー)
 ・うちかび(3セット)
 ・シルカビ(1組)
 ・線香(12本+3本を1組)・・・うちかびの上にシルカビ、その上に線香を置いて1セットとする。それを1箇所で3セット使うので、10箇所分、30セット用意する
・うちゃぬく(またはまんじゅう)
・果物(バナナ3本、みかん3個、りんご1個)
・2月、12月はサン(シバサシ)、8月はくわの葉、サン(シバサシ)を束ねたものを準備する(アパート、マンションは玄関の分のみ)個数は一戸建てなら7つ、アパート、マンションなら2つ用意する

【屋敷うがんをする順番】
①ヒヌカン
②むらがみ
③うぶがー
④四隅(ゆちん、ね・う・うま・とりの方向)
⑤玄関・門(ナカジン)全てつなげるという意味があります
⑥トイレ
⑦ヒヌカン

【参考】
生きている人への拝みはお盆は丸(和合をとる、角をとる)
亡くなっている人への拝みはお盆は四角(縁切りの意味の角、世界が違うという線引き)

【グイス】
今年の干支、旧暦、新暦、住所、部屋番号、家族全員の父親、母親、続柄、干支と名前、何の拝みをするか(例:2月の屋敷うがん、1月から7月の上半期の分です)というのを伝える。

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