屋敷うがんなどで使われるビンシー。
お酒(泡盛)とハナグミ(精米した米)など御拝に欠かせない供物をひとまとめにして収納し、持ち運べるようにしたものです。
本来のビンシーとは、この中に入っている供物であり、箱のことではないのですが、現代では勘違いされて、ビンシー=箱に入った供物、と認識されています。

【準備するもの】(地域や家庭によって差があります)
・酒(泡盛)・洗ったお米・洗っていないお米・塩・水・10円玉3枚

瓶に入った泡盛(普段は蓋がありますが、拝みのときは蓋をとります) 盃(右と左の泡盛の入った瓶からそれぞれ、盃に泡盛を注ぎます) 瓶に入った泡盛(普段は蓋がありますが、拝みのときは蓋をとります)
洗っていないそのままのお米 東に向かって7回洗ったお米を入れます。不足を補う意味で10円玉を3枚入れます。 洗っていないそのままのお米

その下にお水と塩を準備します。

【仮ビンシー】
もし、ビンシーの箱がない家庭は、仮ビンシーを作ります。
本来の意味から考えると「仮」ビンシーではないのですが、一般的にお盆などに入れてビンシーを作ることを仮ビンシーと言います。

丸い盆などの上に、酒、水、洗ったお米、洗っていないお米、塩、水、10円玉3枚をビンシーを参考にして準備、配置します。
使い方はビンシーと同じです。
【ビンシーの意味】
その家庭の印鑑という説や、拝みのためのただの道具でしかない、という説まで様々ですが、仏壇事、ヒヌカン事をするときにはあったほうがいいのがビンシーですので、夫側の実家からビンシーを引き継ぐ等があれば自分で準備する必要はありません。(夫側の両親、またはどちらかがご存命の場合、長男宅にはビンシーがない状態になりますが、屋敷うがんなどで使う場合には仮ビンシーで対応します)
妻側のビンシーを使うことは、他の人のビンシーを使うことになるのでNGです。
もちろん、他人のビンシーも使ってはいけません。

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