沖縄の長男嫁が心得るべき3つのこと

「沖縄の長男嫁は大変だよ」

という話はよく聞きますよね。
そして、一家が長男を大切にする風潮を「長男教」と揶揄するのもよく聞く話です。

沖縄だから
長男だから

というのは他の地域にも当てはまりますし、長男じゃなくても起こりうる事だと思います。
男女差別や時代錯誤などという視点もありますが、何事もマイナス面からみることはできると思います。
そんな中であえて前向きに。

沖縄の長男嫁が心得るべき3つのこと

を解説していきます。

その1 嫁ぎ先のやり方を素直に聞くべし
実家のほうが仏壇事やヒヌカン事にも詳しく、実家の母に聞くほうが気も楽だし・・・というのは少し置いといて。
夫の嫁ぎ先のやり方を「教えてください」と聞いて教えてもらいましょう。
その地域、その家のやり方も大きく影響してくる部分なので、まずは夫の親をたてましょう。
ただ、夫の親が「わからない」という場合はご自身の実家のやり方を取り入れてもいいと思います。
ここで角が立たずにやり方を聞くのがトラブルを防ぐコツの1つです。

その2 行事の準備は大変。だからこそ前向きに。
仕事や子育てをしている中で、いろいろな行事が多いことに、落胆している長男嫁さんの相談をうけることも多いです。
行事の準備は確かに大変です。でも、やらなきゃいけないのであれば、前向きにやったほうが絶対に気持ちもいいですし、おすすめです。
私も最初は嫌だな、という気持ちでやっていましたが、準備もスムーズに進まず、味も決まらない。
でも、楽しんでやるようになったら、私が変わっていったからか、周囲に感謝されることが多くなりました。

その3 誰も評価してくれなくても、きっと御先祖様はみている。
私もこの言葉に何度助けられたことか。
幸い、私の家族は感謝の言葉を伝えてくれますが、それでも大変なものは大変。
楽しんでやっていても時々泣きたくなることも。
それでも、ご先祖様は動いている人に「徳」を与えてくれるというのを信じています。
実際に、いろいろ大変なことはありますが、幸せに暮らせますし、なんとか大変なことがあっても、乗り越えてもいっています。
それに感謝し、そしてそれを伝えることが一番身近にできるのは長男と長男嫁だと思っています。
もちろん、それで態度が横暴になったりはしませんが、そういう気持ちで真摯に向き合っています。

「なぁんだこんなことか」
と思うかもしれませんが、この基本を忘れている方も多いのが現状です。

「たまたま愛した人が長男だっただけで、仏壇をみるとはいっていない。」

という方もいますし、

「昔はよかったけど、今はいなくてもいい。」

と話す方もいらっしゃいます。
どちらにせよ、結婚しているという事実があるわけで、そこには多い少ないの違いはあるかもしれませんが、「愛」はある(あった)はずです。
可愛いお子さんも、この人とこのタイミングじゃなければ生まれていなかったことを考えると、その夫を産んでくれた両親、そしてその両親・・・などご先祖様に感謝すべき部分はあると思います。

長男嫁であることを誇りに思い、そして、どんなに大変でもやらなきゃいけないことは前向きにこなしていけるように、「こんな人になりたいな」と思われるような憧れる女性になりたいな、と思っています。

「いやだな」という声は前に出ていてもすごく目立ちますが、やっている方の声はなかなか表には出てきません。
でも実際には、非常に素敵にこなしている方も多くいらっしゃいますので、ぜひ、そんな憧れの女性を探してみてはいかが。

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