位牌(仏壇)継承のタブー3

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位牌(仏壇)継承にはいくつかタブーがあります。
今日は3つ目をご紹介します。

「イナググヮンス」

・女性が位牌を持つ事。例えば、娘しかいないため、女性が位牌を継ぐこと。娘が婿養子をとって仏壇を継ぐこと。
女性(イナグ)位牌(グァンス)。
男系でつなげるのが基本の位牌継承ではタブーとされ、女性が表に出る=男性が繁栄しない=子孫が繁栄しないといわれています。

「時代が変わったから女性でもいいのでは?」という相談がありますが、「これは各家族で相談することなので、ご家族でお話してください。」と言うと「いや、だから時代が・・・」とお話される方がいらっしゃいますが、昔から言われていることをお伝えしているだけで、私たちが決めたルールではないので、ご家族で相談されてください、と繰り返すとすっきりしない顔をされることが多いです。
それは結局、「タブーは気になる。でも実際やりたくない(できないのではなくやりたくない)。」ということの同意を得たいということなのではないでしょうか。

もし、女性の子供しかいない場合は父や祖父、曽祖父など男兄弟の子供などを辿って仏壇を継ぐ人を探していくことになります。
「こんなのやってるところなんてないよ」という方もいらっしゃいますが、しっかり仏壇継承しているところも多くあります。(たいていそういうところは自分たちでそれを話すことはないので絶対数が少ないと思われがちですが、私たちが見ている限りではかなり多くのご家庭がしっかり継承されていらっしゃいます)

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